「いくつになっても、ご飯は食べなくてはならない」ものであり
また食事は日常生活の中にある、楽しいひと時と言えるものです。

しかしながら、年をとることによって「食が細く」なることや
体調管理のために、「食事制限」をすることも多くなり
食事の楽しみというのが、薄れてしまうこともあります。

そんな中で、「本当は食べたい」にも関わらず
「口にものを入れなくない」「噛みたくない」と思ってしまう要因として
食べるための「物理的な能力」が、劣化してしまうことが挙げられます。

それは「消化能力」もさることながら、まず最初の一歩である
「咀嚼(そしゃく)」に関わる能力を支える「歯」の劣化
そして、更にその歯を「物理的に支えている」存在である
「歯茎」が劣化することによる、「痛み」が主な理由になります。

今回は、健康問題を語るうえで「脇役」とも捕らえられがちな
「縁の下の力持ちの衰え」について、その対策と改善策を考えていきます。

歯茎のトラブル症状のそれぞれの原因

歯茎の状態が悪化しているサインは、

  • 歯茎が腫れやすくなった
  • 歯茎から血が出る
  • 「痛み」を感じる

といった、非常に分かりやすい「自覚症状」を伴うものになります。

もしかしたら、一時的に傷ついて・炎症していることも考えられますが
慢性的なものである場合には、懸念すべき「その後の発展」につながることになります。

特に上記の症状が「全てある」場合には、赤信号と捕らえましょう。

そして、これらの症状が現れた際には、歯茎が痩せてきた・下がってきたという症状が付随し
同時に「色」にも変化が見られ、「紫っぽく」なっていることも多いはずです。

「歯周病」のリスクが高まっている状態

これらの症状の要因として、まず第一に考えられるもが
「歯周病」と呼ばれる、歯の根っこの部分である「歯槽骨」が解けてしまう症状です。

歯茎とつながっている部分が、縮小していってしまうことで
歯茎で支える必要がなく、またくっついていることができなくなります。

その結果として、歯茎が下がってきてしまい
更に必要のない期間というのは、縮小して(痩せて)いきます。

また、歯周病が更に進行した状態を「歯槽膿漏」と呼び
「臭い」というイメージで、広く知られているものです。

正に「臭い中高年」の、典型的な原因となる症状であり
ここまでに発展することは、絶対に避けたいものになります。

そもそも、歯茎の劣化・悪化によって「色」が悪くなっているということは
血行が悪化しているということであり、血が出るということからも
血管の状態が悪化し、破れやすくなっていると考えられます。

これには、体全体の状態を反映している要素も含まれ
そのため歯茎は、健康状態の結果が現れる組織の1つでもあるのです。

痩せた歯茎を元に戻すことは可能なのか

「栄養素の摂取」や「トレーニング」等によって、
ピンポイントで歯茎を元気にする、ということは困難なことであり
そのため、外部的なアプローチによる改善策が現実的です。

ただし毎食後に歯磨きをして、清潔に保っていたとしても
年をとるにつれて「その他のリスク」も上昇しているため
完全に要因を防ぐことは、難しい現実があります。

というのも、

中高年以降は「口腔内」の事情だけなく、「逆流性流動炎」といった
内臓に関わる症状が、口腔内に対して悪影響を与えることが増えてきます。

また唾液(体液)の質の質も悪化するため、こういった「そもそもの健康の根本」
改善することが、結果的に口腔内の状況にもメリットを与えます。

もちろん、歯の状態が大きく関係するものであり
加齢による、歯の劣化の改善も重要になります。

歯茎の劣化というのは、基本的には「予防が全て」であり
生活習慣病と同じと言え、歯周病も生活習慣病の1つと考えましょう。

定期的に歯科クリニックに訪れる時間を設け、歯石の除去・ホワイトニングを受けることが
最も効果的であり、最も現実的な最良のアプローチと言えます。

「年をとる」ということは、必要なケアの質が高くなることもでもあります。

歯茎はストレス解消の鍵を握っている

そして最も避けたいことは、やはり「食べられなくなる」ことです。

食事による「幸福感」は、非常に大きなものであり
中高年にありがちな「忙しくて味わう余裕がないことは
様々な面で、非常にマイナスなことです。

それに加えて、「物理的に困難」な状態になってしまうと
一気に老ける・活力がなくなることにもつながります。

「食事」とは、心身の健康の基礎です。

「美味しいものを美味しく食べる」ことは、中高年にこそ重要な要素でもあるのです。

改めて、その基礎を支えるものに対して真剣に考えている
「歯茎」そして、もちろん「歯」を大切にすることを意識してみましょう。